当院のご案内
診療科のご案内
泌尿器科
泌尿器科について
泌尿器科では、尿に関わる臓器(腎臓、尿管、膀胱、尿道など)を診療します。排尿障害、頻尿、残尿など尿に関することでお悩みの方や、検診で尿に異常があると診断された方などが対象となります。男性特有の前立腺や生殖器に関わる病気(性感染症)なども含みます。
このような症状や心配がある方は受診をオススメします
-
尿に関するお悩み
排尿障害、頻尿、残尿感、尿失禁、血尿、排尿痛の方は、泌尿器に関する疾患の可能性があります。
-
PSAの値が高い
血液検査でPSA(前立腺特異抗原)の値が高かった場合、前立腺に関する疾患である可能性があります。
-
背中や腰の急な痛み
尿路結石、急性腎盂腎炎などが原因で、背中や腰が急に痛みだす場合があります。
-
尿路感染など
排尿時にしみる、身しぼり感、尿の濁りなどの症状は、尿管や膀胱の尿路感染や性感染症が疑われます。
腎臓内科
腎臓内科について
腎臓内科では、一般的な内科診療に加えて、慢性腎臓病、生活習慣病などを診療します。腎臓が機能不全になった場合、生命維持のために血液透析などを行います。
CKD(慢性腎臓病)予防連携医
都城市は、国民病とも言われるCKD(慢性腎臓病)の重症化予防として、市民と腎専門医療機関をつなぐ「予防連携システム」を構築する取り組みを行っています。
当院は、常勤医2名がCKD予防連携医として認定されておりますので、都城市の腎専門医療機関として地域に貢献するとともに、患者様と高度専門医療機関をつなぐ橋渡し役も担っています。
血液透析
血液透析のご案内
当院では、慢性腎不全の患者様のために透析室を設けております。
開院当初より今日までこの治療を行ってきました。診療所ならではの小回りの利いたきめ細やかサービスで安心、安全な透析治療を行えるよう努めております。
血液透析とは
血液透析は、何らかの原因で腎臓の働きが低下し、その代替として行われる治療をいいます。身体からポンプで血液を体外に取り出し、ダイアライザーと呼ばれる特殊なフィルターを通して老廃物を濾過し、きれいになった血液を体内に戻す治療です。血液透析は、週3回通院して、1回につき4時間~ 5時間の定期的な治療を受けます。
当院の透析室について
当院の透析医療は、昭和52年6月にスタートし、以来、患者さんの幅広いご要望に対応出来るよう、スタッフの質の向上と透析設備の充実を図ってまいりました。平成28年3月、第2透析室を新たに設け、ベッド数を46床から60床に増床いたしました。第1透析室をA、B、Cの3ブロックに分け、第2透析室と合わせてブロック毎に時間をずらして透析を開始することで、業務の効率化を図っています。
また、帰省などで臨時に透析を希望される患者様や、病院より紹介される患者様にも対応しています。
なお、通院透析治療に不自由されている方には医院送迎車をご利用いただいています。
透析ベッド数 | 60台 |
---|---|
治療内容 |
|
保有装置 | 患者監視装置・水処理装置・多人数用透析液供給装置・透析液溶解装置・血液浄化装置・エンドトキシン測定装置 |
透析スケジュール
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8:00〜 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ー |
15:30〜(夜間) | ◯ | ー | ◯ | ー | ◯ | ー | ー |
臨時透析のご案内
当院では、都城へ旅行、出張、帰省等で来られた透析患者様の為に臨時透析を行っております。
臨時透析には、かかりつけ医の紹介状と透析条件などのデータが必要です。
お電話で日時を予約後、郵送、またはFaxでお送り下さい。
- 電話:
- 0986-24-8344
- Fax:
- 0986-24-8341
- 郵送:
- 〒885-0033 宮崎県都城市妻ヶ丘町4009番5号
当院では、通院の困難な透析患者様に当院よりご自宅までのドアトゥドアの無料送迎サービスを行っております。
現在、8台の送迎車両で送迎を行っております。車椅子の方もご利用いただけるよう福祉車両も揃えております。
送迎サービスを希望の方は、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
医療連携(病診連携)
高度機能病院・宮崎大学医学部との連携
長期透析に伴うさまざまな合併症の診断治療、また急性の重篤な合併症への対応には、高度機能病院との連携が不可欠です。
当院では高度機能病院と緊密に連携を行い、患者様の病状に適切に対応できるよう努めています。
また、宮崎大学医学部内科学講座 循環器・腎臓内科学分野 腎臓グループの協力により定期的に医師を派遣していただいており、最新の治療を提供できるように努めております。
患者様へお食事の提供
患者様へお食事の提供
患者様にとって「食事(口から食べること)」は、とても大切です。食事は、栄養になるだけでなく、生きる源であり、大きな楽しみであると私たちは考えています。
透析食、腎臓食などは、塩分制限があり味付けが薄めで、食欲が落ちる事があります。そのため、当院の食事は、色彩や盛付、器にこだわり、患者様に「食べたい!」という気持ちになっていただけるような料理・献立づくりに 力を入れています。現在はコロナ禍の為に透析患者様への食事の提供は中止しています。
オンラインHDF
オンラインHDFとは高度に管理された超純水透析液を補充液として用いる大量置換型のHDF療法です。
分子量の大きい尿毒素の除去性能に優れ、かゆみ、イライラの軽減や透析アミロイドーシスの改善、透析中の血圧安定化などの効果が期待されています。
当院では生命予後の改善効果が期待されるオンラインHDF療法を積極的に活用しています。
オンラインHDFでは治療中に超純水透析液が血液に流入します。そのため透析液はとてもきれいでないといけません。
きれいな透析液には貧血の改善や栄養状態の改善、透析中血圧の安定などの様々な効果があるとされています。
当院では透析液清浄化をすすめており、定期的に水質検査を行い、日本透析医学会が定める透析液水質基準を満たす水質を確保しています。
エコーによるシャントの管理
当院では患者さんのシャントの状態をエコーで定期的に検査させていただいております。
シャントは閉塞してしまうと透析ができなくなってしまい、命に関わります。そのため、閉塞する前にシャントPTAなどの対応ができるように定期的にシャントエコーを行い、細くなっているところなどがないか確認して、閉塞の予防に取り組んでおります 。
フットケア
透析患者さんは、動脈硬化や糖尿病が原因で、足の血の巡りが悪い方が多く、油断すると小さな傷や感染などが、足だけでなく体全体に影響を及ぼすことがあります。
自分で毎日手入れするのがいいですが、目や体が不自由な方もおられますので、定期的に患者さん全員のフットチェックを行っています。
定期的なフットチェックを行うことにより、足の病気の悪化を予防し、最悪の事態(壊死、下肢切断)を回避することができます。
リハビリテーション
元気に長く透析を続けて頂けるよう、リハビリテーションが可能です。
透析患者様は運動不足傾向にあり、骨の脆弱化はもとより筋力の低下をもたらし骨折の原因になりやすいです。
腎不全の合併症や長時間に渡る透析の影響により、身体に様々な陣害が生じ、次第に仕事ややりたいことが出来なくなるなど、思いどおりの生活が困難となることがあります。
当院のリハビリテーションは症状の緩和、体カ・健康の維持や増進、精神的な負担の軽減、生活の質の改善を目的としています。
医師や看護師、理学療法士等と連携を図りながら患者様の身体機能の維持、改善に取り組んでいます。
感染症対策
透析医療では日常的に血液を取り扱うこと、また透析患者様は免疫力が低下していることから、透析室は医療施設の中でも院内感染が発生しやすい場所と考えられています。当院では院長を筆頭とする感染対策委員会が中心となり、細心の注意を払って感染予防に努めています。
基本対策 |
|
---|---|
ビニールカーテンの設置 | 感染防止対策として、透析ベッド間に透明のビニールカーテンを設置しています。 患者さんの入れ替わりごとに、カーテンの消毒清拭を行っており、安心して透析治療を受けていただけるよう配慮しています。 |
感染症ベッドの設置 | 感染症陽性の方も透析治療を受けていただけるよう、透析専用個室をご用意しています。 時間的・空間的隔離を行ったうえで透析を行います。 |
空気の清浄化 | 新型コロナウィルスやインフルエンザ等の院内感染予防には、空気清浄が必須です。 感染予防対策の一環として、最新の高性能空気清浄機を、透析室や待合室などに設置しました。 ナノイー発生器人は、18kgもの空気を一日に呼吸すると言われています。その空気中に潜む、ウイルスや菌、アレル物質などさまざまな汚染物質に効果を発揮するのが、水に包まれた微粒子イオン「ナノイー」です。空気循環式紫外線清浄機 エアーリア紫外線による空気除菌は、空気中に浮遊する菌に直接照射し、空気の対流によって徐々に室内を清浄化する方法です。エアーリアは、強制的にファンにより空気を取り込んで除菌する、空気循環式紫外線清浄機です。エアーリア搭載の紫外線ランプは、新型コロナウイルスヘの有効性が確認されています。 |